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王道ブラック企業だったワタミ
皆さんはワタミという会社をご存じですか?
居酒屋を経営している会社なのですが、一昔前から、ワタミと言えばブラック企業と言うイーメジが張り付いてしまっていました。
ブラック企業と呼ばれていた所以がこちら。
ワタミの創業者である渡邉美樹は、2009年9月に自身が理事長を勤める学校法人郁文館夢学園に2005年4月から2009年3月まで教師として勤務していた男性が、中傷を受け不当に解雇されたとし、訴訟を起こした。
この男性によると、渡邉美樹理事長によるパワーハラスメントが校内で日常的に行われており、渡邉美樹理事長は男性教師の髪型が気に入らないとし、ハサミで教師の髪を自ら断髪式と言い、切ったとしている。この件は当時の校長が調査し、事実と認めている。
また、ワタミグループが介護事業で、複数の死亡事故を発生させ、遺族とトラブルになっている。その際に遺族とワタミ本社で話し合ったところ、渡邉美樹氏は、「1億円ほしいのか」と言い放ったという。
男性の遺族はこのことに対し、「渡邉さんのあの一言は精神的に大きなダメージになり、今でも忘れることができません」と話している。
引用:ちきちこチャンネル
更に、これだけにとどまらず、ブラック名言なるものが存在している。
その名言がこちら。
「ブラック企業」という一人歩きの言葉でユニクロを含めた一部の企業を叩くのは、これは僕は”ペンの暴力”だと思います。
「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ」
ワタミを叩くのは、経営者時代も、自民党でも、常に正論しか言わない僕に嫉妬してるから
異常になることでしか、非凡な人にはなれない。
目標達成の予定日は、自分のリソースを120%使ってギリギリ到達できる時点に設定します。今日を精一杯生きた場合を100%として、さらに20%の無理をして、到達できる最短の日を締め切りにするわけです。
神様は不公平ではない。金持ち貧乏、頭が良い悪い、性格が良い悪い、足が長い短い、そんなことは人間の価値基準ではないのだ。そんなことを神様は何とも思っていない。
「円高で工場が大変なら、2割位のサービス残業をしなさいよ!」
「ワタミには「365日24時間、死ぬまで働け」という言葉がある。」
「ビルの8階とか9階から、『今すぐここから飛び降りろ!』と平気でよく言う 」
「自分の店で苦しんでいる人がいるのに他の会社に転職しようとする人は、 他人によく思われたいだけの偽善者である」
「お金のために仕事をする。冗談じゃない。利益を求めず、ただお客様のありがとうを求めてます」
「バングラデシュで学校を作ることは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じている」
今でも私はワタミの社員に問いかけることがあります。もしお金がたくさんあって、 働かなくてもよい環境だったら、タダで私の会社で働いてくれますかと。 そういう社員が何人いるかで、その組織の強さが決まると思います。
「ニートは憲法違反。労働というのは国民に与えられた義務ですから。」
引用:ちきちこチャンネル
他にも番組でもかなり過激な発言をしていたようですが、長くなるので引用先のページを参照してみて下さいね!
2~3年でホワイト企業へ
これほどのブラック意識を植え付けられたワタミですが、ここ数年で劇的にホワイト化しているようです。
・関西地方で働く入社10年目の社員、佐久間啓太さん(仮名)は、ワタミのホワイト化を肌で感じている「昔は有休は取れないしサービス残業もありましたが、今は海外旅行や趣味を楽しむ社員も増えました。本社の残業管理の徹底と、コンプライアンス窓口の設置が大きかったと思います。窓口はアルバイトにも開放されて不正をした社員が通報されたりして、ここ数年で劇的に変わりましたよ」
・残業は1分単位で給料がつき、会議やイベントも勤務時間と扱われるようになったという。
・’12年から今年3月までワタミで6年半アルバイトをしていた中田和也さん(仮名)も「途中から福利厚生が良くなりました。ディズニーランドの割引が利いたり食事券が配られたり、働くことでの見返りが増えました」と話す。
・汚名返上とばかりに、この2~3年ほどで労働環境は大幅に改善され、年間離職率は業界水準を大きく下回るレベルを達成。ブラック企業アナリストの新田龍氏は、ワタミの取り組みを高く評価している。
・「ワタミの社員は働くことに前向きな人が多く、経営側がそこに甘えた結果がブラック環境を招きました。それを改めて、ワタミは’13年に外部有識者による業務改革検討委員会を設置し、労働環境改善の対応策を実施しました。
会議や研修を効率化し、メンタルヘルス相談窓口を設置したほか、特に効果的だったのは、店舗数削減と営業時間の見直しです。1年間で全店舗の約1割相当にあたる60店舗を閉鎖し、来店が少ない時間帯の営業時間を短縮することで社員の負担を減らしました」・会社の体質も徐々に変化してきているという。「それまでは従業員が会社に対して意見を言うという発想がありませんでした。それが、労働組合が生まれたことでヨコのつながりが強化され、“自分たちの会社のことは自分たちで決める”という考えが出てきた。会社の社風も以前ほどトップダウンではなくなったと思います」
・こうした改善策を積み重ねた結果、ホワイト財団による“ホワイト企業度診断”で、87点(ホワイト認定基準は60点)を獲得し、業界内のロールモデルと呼ばれるまでになった。
引用:オタク.com 、 はちま起稿
会社の変貌っぷりが素晴らしいですね!
ホワイトのロールモデルと言われる程に改善される程なので、とても働きやすい環境になったことは言うまでもないでしょう。
では、何故ここまでの変貌を遂げることが出来たのか?
ホワイト企業化改革の理由
ホワイト化に成功した理由がこちらです!
ワタミがホワイト化してて社長ほめようと思ってたら「社長が議員になって会社にいなかったからホワイト化した、帰ってくると聞いて社員がおびえている」と聞いて笑う。https://t.co/S1BSNyBXsO
— 神奈いです (@kana_ides) November 23, 2019
社長不在になってたのが理由かよ!www
しかも、会社に戻ってくることを危惧しているという・・・
トップが変われば会社も変わるんだなぁ・・・
参考
はちま起稿