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志村けんの年収と資産
志村けんさんが新型コロナウイルスでこの世を去ってしまったニュースを聞いて、心にぽっかりと穴が開いたような悲しさを感じております。
僕が幼少のころからテレビを賑わせていた昭和の大スターが一人またいなくなってしまったことを考えると寂しいですね。
長い間、芸能界で活躍してきた志村けんさんですから、かなりお稼ぎになられていたようです。
2004年には34億円もの収入があったともいわれていたのですが、不況の影響もあり3億まで減ったそうです。
10分の1と言えどそれでも3億ってすごすぎ…
「天才!志村どうぶつ園」の番組出演料は150万前後だと以前報道されていたようです。
場合によっては1度のテレビ出演で300万の出演料を貰うこともあるのだとか…
さらにCMの出演料や「バカ殿」などの特番もありますので、少なく見積もっても3億は超えてくるのではないでしょうか?
噂では推定50億もの資産をお持ちになっていたとのことです。
資産とは、貯金や収入といった現金だけを差しているわけではありません。
車や不動産などを含む財産全体をさしています。
芸歴50年×3億=150億
なので、生活で100億使っていたとしても、50億円の資産は残っている可能性が高いと考えられます。
こんな莫大な遺産をいったい誰が相続するのでしょうか?
隠し子が志村けんの相続人?!
そもそも相続に関してですが、遺産の相続人としては、まず家族が考えられます。
志村けんの家族はこのような構成になっています。
父:志村憲司(小学校の教諭 54歳で他界)
母:和子(96歳で他界)
長男:和之(東村山市職員)
次男:美佐男(公務員)
また、亡くなったタイミングでの配偶者はいなかったのですが、彼女や結婚離婚など、恋愛の噂は頻繁に出ており、認知している隠し子がいるとのうわさもあるようです。
この隠し子が本当に存在すれば、子供が遺産相続人となります。
もし、認知していなかったり、実在していなければ、兄弟である知之さんか美佐男さんが相続することになります。
あくまで可能性の話ですが、この莫大な資産は二人のお兄さんに相続される可能性が高いと考えられます。
しかし遺産相続となると、じつは、相続する金額に対して税金をかけられてしまいます。
その税金の金額がとんでもないのです…
相続の考え方
相続税は、「基礎控除額」を超えた部分に対して税金がかかります。この基礎控除額は、以下の算式によって計算することができます。
相続税の基礎控除額:3,000万円+600万円×法定相続人の数
仮に、志村けんさんにお子さん1人いたとして計算すると
3,000万円+600万円×1人で、3,600万円以下であれば相続税がかかりません。
しかし、遺産は50億円とも言われており、3,600万円を大きく超えています。
この場合、3,600万円を超えた部分である、 49億6,400万円(※)に対して相続税がかかります。
※50億円 - 3,600万円 = 49億6,400万円
なお、財産額が6億円を超えているため、相続税の税率は55%です。以下の算式に当てはめてみましょう。
49億6,400万円×55%-7,200万円 = 26億5,820万円
この結果より、
志村けんさんの財産50億円を1人の子供が全額相続するとなると26億5,820万円の相続税がかかります。
お国さんメチャクチャお金取るやん…
今回はざっくり計算していますが、詳しく計算してみたい方は「相続税の計算の仕組み」を参照してください。
まとめ
- 年収は3億以上ありそう
- 資産は50億以上ありそう
- 相続人は子供がいれば子供、そうでなければお兄さん
- 相続するには税金がかかる
志村けんさんが沢山稼がれていたかもしれませんが、そのかわり我々をずっと楽しませ続けたのも事実です。
ずっと活躍されていた方だけに、今回の不法れなくは非常に残念でなりません。
残念がってばかりでも、きっと志村けんさんは喜ばないでしょうから、精一杯の感謝を伝えたいです。
長い間沢山の人に笑顔を届けてくれて本当にありがとうございました。
参考
デイリーローズ