目次
覗いてしまった経緯
嫁は個人用の他に仕事用の携帯電話を持っています。
普段からロックかけあって、会社の個人情報保護なんちゃらの方針で
常にロックかけてないといけないらしい、と嫁が説明してました。
別にその時は変に思わなかったんですが。ある日嫁が風呂に入ってた時、廊下にだらしなく放置されていた嫁のバッグを
不注意で蹴っ飛ばしてしまったんです。
中身がバラーって飛びでて慌てて元に戻してたら、
その中の会社用の携帯電話が、ロックが外れたままになっているのを発見しました。どんな仕事してるのかな?という好奇心で受信メールを開いたら
「昨日は楽しかった。今度逢えるのは来月だね。どこいきたいか考えておいて」
「○○(嫁の名前)激しすぎだよ(笑) 普段からダンナとあんな行為してるの?」
「こないだ買ってあげたシタギ、つけてきてね^ー^」出るわ出るわ、1年以上前からのメール。
仕事関係のメールは一切無し。こいつとだけの専用メールボックス。
そして一番新しいメールでは「いよいよ来週だね。すごく楽しみだよ。というか、これからは毎日また会えるんだね。
まずは日曜日、いつものところで乾杯しよう!」このメールと他のメールから察するに
こいつは嫁と同じ会社に勤めていて、九州のどっかへ長期出張らしい。(こっちは東京)
で時々帰ってくるたびに嫁とこっそり会っていたと。
で最後のメールは、つまり出張が解けてまた東京に戻ってこれると。なかなかファンキーなメールじゃないかと思いましたが
何故か怖くて嫁の送信ボックスは見れませんでした。日曜日といえば、嫁は
「友達と出かけてくる」と言っていた日でした。
尾行決定です。引用:修羅場ハザード
たまたま鞄を蹴ってしまい、中身が出た結果、携帯の中が見れたようですね。
覗いた結果不穏な内容があり、調査することになったようです。
尾行
私は妻に、
「急な出勤が決まったので私も日曜日会社へ出かけなければいけない」
と嘘をついて、で、日曜日、私が先に家をでました。そしてそのまま駐車場へ行き、車の中で待機してました。
うちのマンションは、駐車場から各フロアの廊下が見渡せるので、張り込みに最適でした。
車からはウチの玄関がよく見えますし、後部座席にいれば向こうからはこちらは見られません。
同じマンションの人たちもわざわざ車の後部座席の中まで覗いて来ません。
(後部座席はフィルムも貼ってますし。)コンビニで食料を買い、今まで買っておいてまったく手をつけてなかった
やわらかあたま塾とか、英語漬けとかのDSのゲームとかやって時間潰してました。1時間後、おめかしをした嫁が家から出て行きました。
さっそく嫁の尾行を開始。
嫁は車の免許がないので、そのまま徒歩で駅に。30分くらい移動した、とある都内の駅で降りて、
とあるスタバに入りました。そのスタバは外から見渡せる店なので、自分が店に入らずとも嫁の姿を目撃できました。
というかオペラグラスもって、道路を挟んで離れたところから見てたんですが。
はたから見てあやしかったでしょうね。というかこんな見通しのいい場所で待ち合わせなんて、
どんだけ度胸があるんだろう、なめられたもんだ、と思っていました。15分くらいして嫁の席に座ってくる男登場。
よく見たら、知ってる人でした。
新婚当初、嫁が職場の飲み会でべろべろに酔っ払って、「一人で帰れそうもないから迎えに来て」
といわれたのでその居酒屋へ車で迎えにいったことがありました。
そこにいたのは4〜5人くらい。その中にひとりだけ男が混じってました。それがそいつです。
私より恐らく下。ナイスガイ。
「かっこいいダンナさんですね〜」とか「迎えに来てくれるなんてやさしすぎです」とか
そいつがヤケに私を持ち上げていたので、調子がいい奴だなとか思っていたのを覚えています。で、2〜3分なにやら会話して、そいつはコーヒーも飲まずに嫁と行動開始。
まだ午後3時すぎだし、今日一日デートすんのかなぁと思いきやいきなりホテルに。まぁ宿泊施設じゃないんで、これが浮気の立証になるかどうか良くわかりませんが
少なくともこのときはもう、浮気確定、離婚決行、と自分の中で決意してました。
二人の行為を外で待っているのも癪なのでとりあえず今日は出直し、
探偵社か何か使ってキッチリ証拠をつかむことにしました。
ホテル入るところの写メとか取ってみたんですが、画質悪すぎてなんのこっちゃ判りません。それからしばらくは何食わぬ顔で過ごしていました。
「今日も残業で遅くなる」と連絡すると
「私も今夜は友達と外食してくるから食事済ませて帰ってきて」というパターンが
多くなってきました。「外食多くない?」とか言ってみると
「あなたが終電まで残業してばかりでさみしいからよ」と。
終電クラスの残業なんて週に1,2回ですがな。その間、いろいろな調査会社を調べ、見積もり取ってみたりしました。
自由に使えるシークレット口座にも限りがあるのでなるべく安価なところに。
で、いいところ見つけて、調査をお願いしていました。浮気目撃から3ヵ月後、調査会社から結果発表。
まぁクロなのは判りきっていたんですが、やっぱりすごいですねプロは。
レストランで食事しているところ、宿泊施設から仲良く出てくるところ
デジタルカメラの写真とかじゃなくて、キッチリ何眼レフカメラだかわからん美しい写真。夜なのに。
バッチリ二人の仲よさげな姿を捉えていました。タレントの週刊誌でのスキャンダルニュースのような、路上キスはさすがに無かったですが
宿泊施設から手繋いで出てこられたら困ります。もっと驚いたことに写真だけでなく、家庭用ホームカメラのような動画も。
二人で腕組んで仲良くあるく動画も抑えてくれていました。
あと、何時何分にどこそこへ入ったとか、断片的な会話も書いてあったりする
精密なタイムテーブルの書類。
基本的に私が大残業の日は毎回2〜3時間くらい会っていたようです。まぁこれだけの証拠をつかんだので、あとは嫁に突きつけて離婚を言い渡すだけです。
時価というところが多かったです。(状況に応じて交通機関使ったりだのなんだので)
私の場合、平日月〜金の12:00〜23:00の間、合計15日間依頼しました。
1日4万円+諸経費もろもろ。 他のところでは1日あたり約6万円〜9万円くらいでした。当初調査会社からは、「現場を押さえたらお呼び出ししましょうか?」といわれてましたが
ビビって、「いえ証拠さえ押さえていただければ」と断っていました。しかしこの結果をみると、ふつふつと怒りがわいてきました。
こっちが汗水たらして働いてるのに、お前は違う汗水たらしてるのかと。普通に離婚を言い渡すだけでは面白くないと思い、
やっぱり密会現場を押さえてみたい気持ちが出てきました。
すでに調査会社との契約はこれで終わりなので、自力で現場を押さえることにしました。最初っから自力で現場おさえるなら、調査会社いらなくない?とお思いでしょうが
調査会社の報告を見て、その気になったわけです。引用:修羅場ハザード
自身で調査した結果だけでなく、業者に依頼してしっかりと証拠をつかんでしまったようです。
ここから、修羅場への道作戦実行です。
その結末は…