先日、私の記事でも、金融庁より「老後の生活資金として1200万円~2000万円が必要である」と言った趣旨の話をいたしました。
しかし!
老後の生活費として2000万円の準備がいるという内容に対して
自民党の森山国会対策委員長は
「国民の老後の生活に大きな不安が広がった。政府は金融庁だけの問題にせずしっかりと丁寧に国民に説明し不安を取り除く努力をする必要がある。現在の年金制度が将来にわたって持続可能であることも理解してもらいたい。与党としても、国民が安心して老後の生活を送ることができるよう、全世代型の社会保障の強化に向けて努力していきたい」
菅官房長官は
「公的年金は将来にわたり持続可能な制度を構築しており、年金こそが老後の生活設計の柱だ」
と話しています。
これで僕たちの老後は安心なのかを考えていきます。
もくじ
目次
1.結局老後は年金生活で大丈夫なの?
僕の意見を結論から申し上げますと、人によると思います!(無責任なっ!)
理由としては主に2点ありまして、
- 人によって年金の金額が違う
- 人によって生活水準が違う
1についてですが、会社勤めか自営業かであったり夫婦共働きか否かでも世帯の年金支給額は大きく変わってくるからです。
もちろん共働きの方が単純計算、年金を二人分貰えるので金額は多くなります。
2については、生活する際の出費の金額は人によって違うので入ってくる年金の金額で生活できる人とできない人が出てくると考えています。
平成29年度のデータでは年金の平均金額は147,051円であるため、夫のみが働いていた場合は、それなりに切り詰めないと夫婦二人で活するのは厳しいのではないかなと考えております。
夫婦共働きであったとしても、夫婦2人の平均生活費は約20万なので余裕があるとも言えません。
また、介護費や医療費などその他の出費を考慮するとさらに厳しくなると考えられます!
2.老後に向けた蓄えについて
1.老後に向けて貯金は必要なのか
ココも結論から申し上げますと、必要だと思います!
低い生活水準を維持しない限り厳しいと考えています。
そもそも、冒頭で紹介した
- 現在の年金制度が将来にわたって持続可能であることも理解してもらいたい。
- 年金こそが老後の生活設計の柱
という言葉はですが
①については、年金制度は将来にわたって続けられるだけで、減額しないとは言ってないです。
②についても、年金こそが老後の生活の柱言っていますが、柱なだけであって年金だけで生活できるとは言っていませんよね?
なので、年金で生活はできなくはないかもしれないけど、他にお金を蓄えていた方がいいよ!
というのが本音ではないかなと思います。
上記の解釈からすると、確実に老後に向けて貯金はしておいた方がいいと考えています。
2.老後の資金はいくら持っていればいいのか
これについては、前回の記事でお話ししたように金融庁は月5万円の補填を目安だと試算してくれています。
これが一般的な生活を維持できる基準なのではないかと考えていますので1200万円~2000万円の貯金があれば一般的な生活水準を保ちつつ20年~30年の生活が可能なのではないかと考えております。
しかし、老後にかかる医療費を考慮すると更に月5万近く必要になるため、2400万円~4000万円あると安心なラインなのかもしれません。
更に、もしも介護が必要となった場合は平均で月15万近くかかるため、貯金があればあるほど安心だといえます。
心配しすぎかもしれないけれど、老後めちゃくちゃお金かかるな!
3.まとめ
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年金だけで生活は厳しい!
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国は年金だけで生活できるとは言っていない!安心してはダメ!
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貯金しよう!金額は1200万円以上を基準にした方がいい!
「老後の生活資金として2000万円を自分でで準備していた方がいい」
との情報が出てから1週間置かずして
「年金制度は将来にわたって持続可能だ」
と安心させるようなコメントが出てきましたが安心してる場合じゃないですよ!
コツコツと貯金、資産運用して、老後の資金を確保しましょう!
参考
年金はいくらもらえるのか?
https://news.mynavi.jp/article/20190610-839182/
1ヶ月の生活費の平均は?
https://blog.ieagent.jp/money/shinkon-seikatsuhi-144496
老後にかかるお金は?